素晴らしい文学作品
文学作品というのは実に素晴らしい。
移動中にすぐに読めるミステリーなどの娯楽小説も大好きだが、文学作品にはそこにしかない格調高い香りがあってことさら好きだ。
基本的に人間の本質を切り取っているものなのに美しい。
恋愛についての描写もやたらとどろどろしているというか、醜悪な歪んだ感情をそのまま文字におこしているのに、下品にならないから不思議だ。
耽美小説というものがある。
よく授業なんかでは、内容よりも美しい形式や表現を追及する文学、なんていう風に習ったりするが、確かにその美的感覚にははっとする。
内容より、という表現はいささか穏やかではないが、とにかく日本的な美しさは目をみはるものがある。
私が耽美小説の父と仰いでいる人がいる。
もちろん実際にそのような人だけれど。
ある評論のような随筆の中で、羊羹のことをこの世のものとは思えないほど美しく表現していた人。
その人の描く恋愛感というものは、何だか自滅していくような儚さがある。
女性はかくあるべきという規定のようなものがはっきりしていた時代の中に、放埓な女性を描いていたり、きっと当時表に出ることはなかったであろう性癖というものがクローズアップされていたり。
とりあえず決して一言で幸せと言えない、翳のある終わり方をする以外にないような。
時代という枠がきつかった時代でも、人間というものがそんなに美しくなれないのだということを、美しい表現で描いている。
それでいて読み終わった後には、やっぱり人生は美しいものなんだ、と思わされる。
英語のストーリーをひたすら聞く
カタコトなら話せるけど、やはり英語は完璧に極めたい!
大学の専攻が英文学だったのですが、文学を学ぶのと会話を学ぶというのでは全く違うものでした。
例えば、翻訳など専門的な分野のお仕事に従事する方は活かせるせんこうでしたが、私はもっと会話力をつけたいと思いました。
実際に聞いて話して、会話力を習得していくものと考えます。
私がこれまでチャレンジした語学学習は、英会話スクールやずっと英語のストーリーをひたすら聞くもの(スピードラーニングいうものでしょうか?)や、テレビの基礎英語などがあります。
スクールに関しては、やはり本物の外国人に触れるということでヒアリングの方が上達したと思います。
ただ、出身国によって発音の仕方やイントネーションが微妙に違うので、時にやりづらさも感じました。
そして、よほどの目的がないと料金が高いので気軽にはできない学習法でした。
テレビの「大人の基礎英語」というのは初心者向けでしたが、基本をしっかり押さえていましたし、発音も身につきましたし、解説が分かりやすくとても入っていきやすかったです。
もうひとつ、これは勉強法というより趣味の域になってしまいますが、私は映画を観るのが好きなので、字幕で観つつも、耳を英語に傾けるようにしています。
これも、俳優さんによって聞き取りやすい人とか、イギリス映画とアメリカ映画では少し発音が違うとかいろいろ感じますが、楽しんでできる習得法だと思います。
自分に合った方法で学ぶのが一番身につくと思います。