介護施設の外国人について
テレビで、最近老人介護施設の介護士に外国人が増えているというのを見ました。
中国、インドネシア、タイなど様々な国の人が留学だったり、仕事で来ているそうです。国際社会って感じですよね。
祖母に聞いたところ、祖母の通っているデイサービスにもブラジル人の留学生が来ているそうです。
こう言っては失礼ですが、私の年代でも日本人に触られるより、外国人に体を触られる方が抵抗があるので、昔の人はもっと抵抗があるのに、体を委ねて介護してもらうことができるのだろうか。
それとも認知症などであまりわからない人を介護しているのだろうか、などと考えたのですが、そんな心配は無用でした。
外国人のスタッフの方が、知識や技術を覚えて自分の国に持って帰ろうとするからか、一生懸命で優しいので人気があるそうです。
ちゃんと人を見ているんですね。
まあ、最初は抵抗があるかもしれませんが、トイレやお風呂の介助などは男でも女でも、日本人でも最初は抵抗があるでしょうが、だんだんなんとも思わなくなるといいますから、それと同じかもしれませんね。
介護の仕事は必要な仕事ですが、そんなに人気があるとも言えないのが現実だと思いますが、異国の地で介護の仕事ができる人は本当に優しいんだなと思いました。私にはできないと思います。
外国の方に支えられて助かっていると思いますが、ちゃんと自分の国で介護ができるようにもしていかなくてはいけないんだなと思います。
いつか私が両親の介護をするその日
私の両親もかなり年を取ってきました。
残念ながら口の達者な可愛げのない年寄りになってしまいました。
久々に実家に帰る度に、両親が随分老けたなと感じます。
目を閉じた時に真っ先に思い出すのは父や母の元気だった若い頃の姿。
髪の毛も黒くふさふさしていて、元気だったあのころの姿です。
ところがここ数年で一気に老け込んでしまいました。
それは、父が病に倒れ障害を持ってしまい体の自由が利かなくなってしまったから。
そして、母親も定年退職をしてことで、社会との繋がりがぷつんと途切れてしまったからではないかなと思います。
仕方がないとは分かっていても、やっぱり子供にとっては悲しくて寂しいことです。
私の両親は、二人とも口のウルサイ元気すぎるタイプの人間でした。
正直私はあまり好きではなく、たとえ親子であっても合う合わないがあるんだなと思ったものです。
そのウルサイ性格は残念ながら年をとった後もあまり変わることがなく、俗に言う「可愛げのない年寄り」になってしまっています。
もう少し謙虚にすれば良いのにと思うのですが、やはりそれはできないようです。
いずれ近い将来、両親の世話を見なければならない日がやってくるに違いありません。
それは義務でしょう。
恩返しでもあります。
しかしながら、やはりこちらも人間ですから、あまり失礼な態度をされるとやる気は失われてしまいます。
本当に、余計な見栄やプライドなど捨ててしまうべき。
その方が心穏やかに過ごすことができますし、幸せなはずです。
いつか私が両親の介護をするその日。
どんな気持ちで彼らと向き合っているのか、少し不安でもあります。
しかし、皆それをやってきているわけですから、私もやるべきことだけはしっかりやろうなと思っています。