異性の友人とふと目があったとき
居酒屋で冷酒を飲みながら、お互いに恋人と別れたばかりの私と男友達は、新しい出会いが無いと嘆いていた。
男友達曰く、職場で面倒をおこすわけにはいかないし、勇んで合コンに出てくるような女性は避けたい。
地元は田舎で結婚が早いらしく、同級生の女の子はすでに母親になっていたりするらしい。
私はといえば、同じく職場恋愛は公私混同のようで気が進まないし、素敵だと思う男性は早い者勝ちなので、彼女持ちであることが多い。
もちろん、裁判沙汰にでもなったらたまらないので、既婚者はパス。
2人とも八方ふさがりの様相を呈してきて、冷酒のお替りを注文してため息をついた。
私と男友達のため息のタイミングがぴたりと合い、ふと顔を見合わせる。
多分、同じことを考えたと思う。
私たちはどうだろう?
いやしかし、こうやってダラダラと過ごせる異性の友人は簡単に得られるものではない…という思いも同時に浮かんだことが互いの表情で分かり、私たちは「出会い無いよねぇ」と、ふり出しに戻るのであった。
ネットのおかげで会いたかった人と再会
過去を振り返ってみると、色んな思い出があることに気が付きます。
良いこともそうでないことも色々ありましたが、今思えば皆懐かしく自分を成長させてくれたものばかりです。
職場でもプライベートでも色々な人と出会い、別れ、それを繰り返してきました。
正直、もう二度と会いたくない人や思い出したくない人もいます。
たぶんそれは、皆同じではないでしょうか。
また、自分にとって大きな意味を持つ人もたくさんいます。
もう一度会ってありがとうが言いたいと思う人もいますし、また一緒にご飯を食べたりお酒を飲みたいと思う人もいます。
しかし、それが難しい人もいっぱいいます。
こんな風に後で思うなら、もっと丁寧に付き合うべきだったと思うこともあります。
感謝を伝えるべきだったと後悔するのです。
でも、ネットが普及したことで、そんなもう一度会いたいと思っていた人と再会できたり、連絡を取ることも可能になりました。
プツンと切れていた絆が、ネットの登場によってまた繋がったのです。
相手も私の事を探していてくれたようで、本当に嬉しかった。
それぞれ既に結婚していたことも知ったのですが、とにかく話したいことが山のようにあって、実際に会うことにしました。
今年、十数年ぶりで皆で会って話すことになったのです。
恐らく、ネットが無ければこんな嬉しい再会は無かったと思います。
だからとても感謝しているのです。
今度皆で会う時までに、私はちょっとダイエットして置こうと考えています。
あまりにも、オバサンになっていたら恥ずかしいからです。
今からとても楽しみです。